いつもお世話になっております。
小学校受験コーチのかけるです。
個別面談で保護者の方からよくいただく質問のひとつに、
「初めての問題を解けるようにするにはどうすればいいですか?」
というものがあります。
これは、特に小学校受験や思考力を重視した学習において、とても重要なテーマです。
「新しい問題に対応できる力」を育むために、一般的に思い浮かぶ方法のひとつは、「とにかくたくさんの問題を解く」ことではないでしょうか。
確かに、多様なパターンの問題に触れることは、基礎知識の定着や解答のスピードアップにおいて一定の効果があります。
しかし、それだけでは不十分であり、本質的な思考力を鍛えることにはつながりにくいのです。
なぜなら、単に数をこなすだけでは、出題の仕方が少し変わっただけで戸惑ってしまうことが多いためです。
たとえば、ある計数問題の解き方を覚えたとしても、設問の表現が変わると途端に解けなくなってしまうという経験をされたことがある方も多いと思います。
これは、問題の「型」や「パターン」だけに依存してしまい、本質的な理解が十分でないことに起因します。
では、本当に大切なのは何か。
それについて、今回は先行研究を踏まえて解説しています。